「男なら旅に出ろ」と言いますので。
ボンジュール(チーム名)ツーリングでした。
今回の行先は秋田県。
出発の時点でカッパオンの態勢を余儀なくされる不穏な出足でありました。
初日は東北道から秋田道、西仙北まで行く予定を途中で高速を降りて湯田と言うところでお昼ゴハン。
ジンギスカンが人気のお店だとの事ですが、時間が掛かりそうだと言う事でミルクみそラーメンをチョイス。
その後はお宿の強首ホテルへ。
ここは約3年ぶりの来訪です。
雨天と言う事で屋内ゲートボール場のコートにバイクを停めさせてもらったのですが、ゲートボールを楽しもうとするお客さんの不興を買いはしないかとハラハラでした。
翌日は強首から秋田市へ。
かつてNHKでも紹介されたうどんの自販機で即席うどんを頂く。これも3年ぶり。
そして寒風山と言う名は体を表わし過ぎな山に登り、男鹿半島を睥睨する。
そこから一気に山を下り、辰子伝説の一部ともなっている八郎潟へ。
北緯40°・東経140°と言う実に区切りの良いポイントに辿り着くも、急激に発達した雷雲に恐れをなし早々に退散。ややもせず雷鳴が轟き、あんなだだっ広いところにいたら余裕で雷様のターゲットになっていたに相違ないと九死に一生を得た思いを禁じ得ぬ。
2日目夜は秋田駅にほど近いお宿に入り、夜は秋田駅周辺を散策。
竿燈まつりの練習と思しき場面に遭遇したりしました。
3日目はこれまでの2日間の暗さを取り戻すような晴れ空。
しかしなおも風は冷たく、防寒の役目もあるカッパは依然として脱げず。
かつて佐竹の殿様が治めた久保田藩の息吹を感じる千秋公園へ。
賊軍がこんなところに来てスイヤセンヘヘヘとへーこらしながら久保田城址をひとしきり楽しんだのでした。
そして秋田来訪の最大の目的の一つ、二代目夜来香へ。
我々が学生だった時分、幾度となく通いお腹を満たしたあの酸辣湯麺。
数年前にそのお店は閉店してしまいましたが、二代目が秋田に暖簾分け的な形でお店を開き、その味を継いでいると言います。
開店前から既に少し行列ができるほどの人気店となっていた二代目。
記憶の彼方に霞む向こう見ずで馬鹿な学生だった頃を思い返す味でございました。
帰りはひたすら高速道路。
秋田道から錦秋湖での休憩を経て東北道へ、そして我らのホームグラウンドへ。
3日間で600Kmほどと、一般的なツアラーの皆さんには物足りない距離かとは思いますが、長く速く走るよりもまったり安全に楽しく走ることを是とする我々ボンジュールの旅としては程よいボリューム感であったと思います。
そして毎年思いますがもう少し防寒や装備はなんとかしたほうが良いかも知れぬ。
連休も終わったので、そろそろお引越しの準備に取り掛からねばなりません。
10数年もひとところに留まっておりますと随分とモノも増えて憂鬱感が募ります。