【シロクロハチハチ】(88 keys)

東北の地方都市で鍵盤を弾くだけの人間のブログです。

火よ、我と共に歩め。

 今年最後(恐らく)のキャンツーに行って参りました。
 
 まずは山形と福島の県境付近に位置する天元台高原。
 天元台、と言うかその入口である米沢への道中は東中道を通っていったのですが、かつての交通の難所たる栗子峠を貫く全長9kmもの栗子トンネルを初めて通過。東北地方のトンネルとしては最長だそうです。
 トンネルの手前は薄どんよりとした曇り空であったのですが、空気が薄いくせに妙に暑く重いトンネルを抜けた先の山形県は嘘のような快晴。
 一気にテンションが上がりました。

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 米沢市内でさらっと買い物をしたのちに辿り着いた天元台高原。
 ロープウェーと3本のリフトを乗り継いで着いた先は良い感じに紅葉の広がる木々の海。
 標高1,820mの地はだが季節外れの強い陽射しが照りつけ、まるで盛夏を思わせる青空と白い雲とのコントラスト。
 おかげでかなり顔が日焼けしましたよ。

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 その後は県境をまたぎ再び福島県へ。
 細かいコーナーの続く山道をくだり辿り着いた桧原湖畔。
 決して設備が行き届いているわけではないが湖の目の前のキャンプ場に突入しました。

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 夜になると満天の星空。
 あれがデネブアルタイルベガと夏の大三角を指差すのに事欠かない。
 米沢でテンションが上がっていたので思わず手に取ったグラム¥1,000ぐらいする米沢牛でほんの数切れだけの焼き肉。まあ炭を持って行かなかったので普通にクッカーで焼いただけですけど。
 
 今回のキャンプの大きな目的のひとつは最近購入したばかりの焚き火台を使ってみることでした。
 網とか置いてバーベキューも出来ます的なやつじゃない、薪を燃やすだけにしか使えない質実剛健なやつです。
 メッシュのやつは燃えるのが大変早いそうです。薪を2kg買ったのに2時間くらいで使い切ってしまいました。
 4kgとは言わないが、もう1kgくらいはあっても良かったかもです。

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 早めに寝袋に潜り込むが、ちょうどてっぺんを回ったぐらいのタイミングでなにやら激しい物音で目が覚める。
 テントが吹っ飛ぶんじゃないかと言うぐらいの猛烈な暴風が吹き荒れていました。
 その猛烈な風は明け方になっても収まる気配を見せず、湖水を舞い上げさながら霧雨のように湖岸を濡らす。
 そうこうしているうちに本当に小雨が降り始める始末。
 朝ごはんもままならず、泥だらけになった地面から泣きそうになりながらペグを抜き濡れそぼつテントを畳む羽目に。
 さらに折からの風に煽られて、バイクのシートの上に置いていた iPad さんが地面の少しぬかるんだところに墜落。
 幸い角っこが少し汚れただけですみましたが、イヤフォンジャックが泥で塞がってしまう事態。
 世界広しと言えども iPad さんのイヤフォンジャックに泥を詰めたのはチェシャさんだけではないかと推察します。
 もうなんか撤収の時に限って酷い目を見る呪いに掛かっているんじゃないだろうかと疑い始めるレベルです。
 
 その後は磐梯吾妻レークラインをぐいんぐいん(安全運転で)走ったり、土湯の道の駅で流れる雲の速さにうへーっとなったりしながら日の高いうちに早々に帰宅。
 
 そんなこんなで今日は燦々と照りつける陽射しの中で泥で汚れた道具類のお手入れに勤しむこととなったのでした。
 こう言う事前事後の面倒を嫌う勢のために用品レンタルと言うのは確実にニーズがある商売だなあと思うに至ったのでした。
 
 
 話は変わりますが、「よつばと!」既刊をまとめて揃えました。
 「よつばと!」も読まずして何が虹オタか。と言う思いはずーっと昔からあったのです。
 けれども、チェシャさんは書籍購入のファーストチョイスはこの数年来基本的に電子書籍(紙の本をあまり増やしたくない)。
 しかし「よつばと!」は待てど暮らせど電子書籍版が発売されない。
 あの人気シリーズがここに至って頑なに電子書籍化しないと言う事は、これはもう紙の本しか売りません。と言う出版側の明確なメッセージだ。
 ならばそのメッセージ承りましょう。と言う流れでありました。
 14冊もあるとさすがに一気には読めません。少しずつ読み進めていこうと思います。
 

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 毎度毎度長文ですみませんね。
 短くまとめるのが得意でないのですよ。